俺達もタクシーに乗った。 真愛にあらかじめ聞いていた住所を言うと、運転手は頷いて車を出した...
「涼平、香緒里さんほんまにありがとう」 二人を先にタクシーに乗せながら、俺は頭を下げた。 「...
「まぁええわ。それより、そろそろ帰らんか」 どうやら図星だったらしく、涼平は慌てて話しを変え...
二杯目は俺が選んだカクテルを注文する事にした。 こんどはロングカクテルでゆっくり飲もうと思い...
「大友さんが彼女を連れて来るなんて、初めてですね。しかもこんなにチャーミングだし」 店長はレ...
俺達は暑さも、時間がたつのも忘れて、話していた。もちろん涼平と香緒里さんのことも忘れて… ...
「今日会った夏希くん…あの手紙と…同じだった…優しくて…わたしへの気持ちが…変わって…なくて…だ...
俺がトイレに立つと、真愛も一緒に部屋から出て来た。 用を済まして、俺は真愛が出てくるのを待っ...
「そうやなここは使えそうや…」 俺の手を払いのけながら、涼平は小声て呟いた。 「何が使え...
「次、私も飲みたい」 乾杯をしたあと、香緒里さんが言った 「私も…」 真愛が遠...