勇とは幼稚園から小学校まで同じで、親同士が仲良しだ。中学は勇が私立に、私が市立に進学したため、家は...
「痛ッ!!」 今日は朝からツイてない。 目覚ましが壊れて寝坊してしまい、駅に向かって全速力...
「じゃ、ジョギングしてくるわ」 玄関先でちょうど仕事から帰ってきた親父にそう言うと、俺は走り...
「…もう一回」 そう言ってユキちゃんの肩に手をおいた。 心臓がドキドキしてる。 少し...
マサノブ君が私のほっぺたにキスした。 それからギュっと抱き締めてくれた。 「大好きだよ」と言っ...
「…俺、誤解してた。ごめん…。避けられてるのは嫌われてるからだと思ってた。ユキちゃんがいつ別れよう...
卒業式の前の夜、俺は「明日ユキちゃんに話しかけてみよう。それから写真も一緒に撮ってもらおう。」と決...
「ごめん。別れよう。」 7ヵ月前の夏休み、そう言って俺は自分から離れてしまった。ユキちゃんが...
「俺のこと探してる?」 マサノブ君が目の前にいる。私は恥ずかしくて、なんで居るのかわからなく...
〜現在〜 「以上で卒業式を閉会します。」 卒業式が終わり、みんな体育館の外で写真を...