その日からメールするのをやめた。 もともと毎日顔を合わせているのだから、お互いの正体がバレた...
「ハハッ、いきなり何?」 ミツルが私を見て笑った。 目尻が少し下がり、口の端が片方だけ上が...
「えーと…、大した理由じゃないけど…。」 私は重大な秘密を明かされるような気になり目を輝かせ...
私は恥ずかしくなり足元を見る。 「気づいてたの?」 私が聞くと、綾川くんは「うん。」と...
「本当にごめんなさい!」 私はもう一度謝った。 綾川くんがこちらに向かって歩いてくる。 ...
いくら考えてもわからない。 でもユキってバレたことは確実だ。 もう怖いものなんてなくな...
「……これ」 それだけ言って綾川くんは何も言わない。 彼はしゃがんだままメモ紙を握って...
「……あ、槇原さんか。誰かと思った。」 おぉー!! 生ミツルと初会話! と、興奮...
「暗ッ!!」 放課後、委員会の会議が終わり自分の教室へカバンを取りに帰ろうと廊下に出る。 ...
昼間は話したこともないただのクラスメイト同士、夜はメールで音楽について語り合う。 こんな奇妙...