夕方… いよいよ飲み会が始まった。 「はいはーぃ!!自己紹介しまーす!! 堤裕二、21歳...
21歳の春、今日は新しく入ってくる新入生のための飲み会がある。 「かわいぃコ来るかな!?なぁ...
俺の彼女は死んだ。 5年前に… 俺は、幸せになってねと背中をおしてくれた彼女の声にこたえるため...
あれからまた1年… 冷たい空気が肌につきささる朝…今年もまた瀬奈の誕生日がやってきた。 今日は...
「瀬奈っ!!」 瀬奈がだんだんと薄らいでいく。 「ごめん…もう時間…はやて、わたしの分...
「わたし…はやてをしばりつけるために生まれてきたんじゃない。」 瀬奈の言葉が俺の胸にささった...
瀬奈を強く抱きしめたはずの俺の腕にはなんの感触もなく、むなしく空をきった。 「………」 ...
「なに?」 俺は自分の目を疑った。 そこにはさっきまでいたりなの姿はなかった。 「瀬...
「おまえも行くか、ケーキ屋。どうせ暇なんだろ?」 「うん!!」 そうして俺とりなは公園...
「っ…せ…な…ほんとに死んだのかよ…イヤ…だよ…俺…どうすれば………」 瀬奈のきれいな顔にポ...