うだる夏 蜃気楼の中に君を見る 手を伸ばしても 触れられはしない この距離が 憎らし...
夏が迫る 灼熱の太陽が 地表を焦がして 何もかもが 熱に浮かれる どこへ逃げても ...
よく晴れた朝 目が覚めると あどけない 君の寝顔が横にある 起こさないように そっと...
心地よいまどろみの中で 癒されてオヤスミ きっと君と見る夢の 水際までお先に 待つ...
悩める僕に ただ笑えばいいんだと それこそ花の咲くような 満面の笑みで 君は言ってくれた ...
とめどない涙の行く先は いつも君の腕の中 絶え間ない笑顔の行末は 二人で眠る墓石の下 ...
幸せを 見つけることは 容易くて 維持することは 困難で… こんな僕に どうし...
雨上がり アスファルト 鉄臭い夏の午後 朝焼けは遠く過去 昇る陽 上がり続ける熱に浮...
かすかな泣き声を聞いた 夕立が迫る夏の黄昏 目を細めて 遠くを見れば かつての自分...
愛しい人は この太い川の向こう… かの約束から幾星霜 私一人待ち続けて… 年に一度...