モノクロの世界が静かに時を刻む ここには何もない 物は、あふれているのに… ...
何の為に 働くのか 生きるのか 考えないようにしていた どうやって息を...
いつも私は誰とも違う風景を見ていた 何もないのに、何かを見つけては 何もないのに...
(あの一瞬に合う言葉は今も見つからないけど…) 初めて知るもう一つのあなたを その...
紡ぐ言葉を形にするのはその音を響きで伝えたくて 君の色で溶けてゆく音は 透明に澄んでい...
あるところに、寝てばかりいる男がいました 何もしたくないなあ、と男は言いながら寝るのが常でし...
君からの最後の言葉が、せつなくて頭から離れない… 『ありがとう』とともに目を閉じて、耳を閉じ...
だとしたら老人はあの花を知っていただろうに、なぜ何も言わなかったのだろう 図鑑の名もなき花を...
それは、どこにも書いてなく誰も知らなかった たぶん、老人なら知っていたはずだが…もう亡くなっ...
老人は、わしは村のことは何でも知っておるつもりじゃが新しいものを受け入れることはなかなかできない、...