「多分、どこかの国のリゾート地じゃないカナ?海もキレイだし」 ミユキは答えた。 「だけどよ...
ミユキが目が覚めた場所は、又してもベッドの上だった。 しかし今度はホテルのような場所でなく、...
ミユキは昔、一度だけ機内食を食べた記憶があったが、それと変わらない程に、味は美味しかった。 ...
マモルとミユキの二人は、後ろから操縦席の亀山の様子を、じっと見ていた。 最初は余裕の表情で、...
二人は亀山の後について、表へ出た。建物の外は、いま通った薄暗い通路とは余りにも対照的なくらいに晴れ...
ミユキへのボディチェックが、腰にまで及んだ時、男の“口”ブザーが激しく鳴った。 「ブブブーッ...
「何でアンタがココにいるんだ?」 マモルは言った。 「オーイェイ!オーイェイ!細かい事は気...
亀山はそう言い残すと、小走りで二人の元から去って行った。 残された二人は、しばらくその場に立...
ミユキのさりげないツッコミ対し、亀山と名乗る男は、事もなげにこう答えた。 「大丈夫です。お二人の...
バスは高速のインターを下りて、程なく国際空港に近付いた。 「ミステリーツアーって言ってたけど...