あなたに気付かれないようにそっと近付いて あなたを後ろから抱きしめた 出来るだけ優しく 出来る...
こんな風になるなんて 思ってもいなかった 10月の季節外れの花火 あなたを待つ間 マンシ...
あなたの手を握った 握手をするように それが精一杯だった 小さくて白くて綺麗で柔らかくて 本...
あなたに口づけをした 切な過ぎる程甘く 悲し過ぎる程優しい 独り占めしたい あなたをこの...
ずるずるずるずる 私はいつまで引きずっているのだろう 私の気持ちとは裏腹に季節は足早に過ぎて...
小さなショートケーキ 電気を消して灯る一本のろうそく 薄暗い中に浮かぶあなたの顔 小さく息...
君の爪を噛む癖が嫌い 私の名前を呼ぶときの甘えた声が嫌い すぐに体を擦り寄せて来る所が嫌い ...
あなたを愛したのは事実です あなたは高嶺の花でした 振り向いた時のあなたの顔が好きだった ...
こんな形で君のこの一瞬を見るなんて どうしようもなく胸が痛くて 痛みを堪えるのがやっとだよ ...
虚ろな瞳の奥に何を見ているの 呼び掛ける僕の声に驚いたような顔で見上げる その瞳から今にも涙が零...