このムシの大群と戦い始めてどれくらいの時間が経ったのだろう。タクトやミュークたちは体力の限界が近づ...
「今なんて?」 タクトは思わず聞き返していた。 「その魔導師をこのまま生かす訳にはいかないだろ...
フラットが魔導石を強く握り締めると、まるで大気自体が熱を帯びたかのように周囲が暑くなり始めた。 ...
「なんて魔力だ」 タクトはその火柱を見てただただそう思うだけだった。 「おい、フラット、今自分...
「爆発!?」 「塔の上で何かあったみたいだ」 タクトは塔へ向かって走ろうとした。 「ちょっと...
「し、竹刀」 タクトには目の前の光景が信じられなかった。 「どうなってるんだ」 「さっきの攻...
「凍っちまってるぜ」 「よし、今のうちに塔へ行こう」 塔は凍った竹刀のすぐ後ろにそびえていた。...
竹刀は竹を避けた二人を冷静な目で見ていた。 「油断大敵、避けても無駄よ」 「タクト!足下だ」 ...
辺り一面は既に火の海と化していた。 「タクト、シャープを追いかけるぞ!」 「パ...
「すいませーん、コーディアさんはどこですかー?」 パールは職員室の扉を勢いよく開けた。 いちば...