｢･･･どうして､私の､術が!｣ ﾀｸﾄは静かに剣を鞘に収めた｡ ｢･･･ｲｴﾙさ｣ ﾀｸﾄ...
階段を駆け上がりながら､ﾀｸﾄはｲｴﾙからもらったｹｰｽを開けてみた｡ 中には透明な液体が入って...
｢ﾊﾞｶ野郎､ﾊﾟｰﾙ｡逃げろ!｣ ﾊﾟｰﾙはｳｪﾄﾞの言葉にふと我に返り､体勢を整えた｡ ｢敵にする...
｢教えてあげましょうか?ｼﾙｳﾞｧさんの事｣ 向かってきたﾀｸﾄに焦る事もなく､冷静に剣をかわすと...
いつもﾛｽﾄｸﾛﾆｸﾙを閲覧して下さる皆さん､そして今回偶然ﾛｽﾄｸﾛﾆｸﾙをご覧になられた皆さん...
｢ｲｴﾙさん!｣ ｲｴﾙが突然廃屋を飛び出して行った｡ ｢何してんだよ!｣ ｳｪﾄﾞもｲｴﾙを...
ﾌﾗｯﾄはﾀｸﾄに島のことについて語り始めた｡ ｢この島は僕達ﾊﾟﾗｽ､いや､ﾊﾟﾗｽとﾙﾊﾟｽの住人...
｢何が悪いって､この廃屋の外の光景よ｣ ﾊﾟｰﾙは忌々しげにこの粗末な廃屋の扉を見つめた｡ 台風...
｢これが･･･あの､不吉な予感かな｣ ﾀｸﾄは自嘲気味に呟くと痛む体の節々に顔を歪めながらゆっく...
｢ｼﾙｳﾞｧ!｣ ﾀｸﾄが引き止めた時には既に向かってしまっていた｡ ｢もう一人いるぞ!｣ 別...
