一か八か…という上での行動だったが、なんとか、自分の能力を使って、飛んできた紫の靄を防ぐ事が出来た...
山下さんに、何か異様な事が起こっているのは確実だ。 私の霊視でも、不吉を示す赤い靄が見えているし...
中に飛び込んでいってしまった香取君。そんな彼を呼び止めようとした時、櫻井君のポケットから、ピーピー...
高野さんたちが言い合いをしている時、今度は、体操服姿の男子生徒が、慌て走ってきた。 「あれ?みん...
「だれかー、いるのー?おーい。鍵あいてるよー。」 高野さんは、扉から中を覗き込みつつ、そう中に呼...
私たちは、校舎二階の西側にある連絡通路から、体育館へと向かう事にした。 もう既に、昨日の事件の片...
暫くして、窓ガラスに水滴がポツポツと当たり始め、間を置いてから、一気にどしゃ降りの雨となった。 ...
体調も大分よくなったので、私はその後、教室に戻り、授業に復帰した。 途中からではあったが、滞りな...
私たちが話をしている一方で、なつきさんと瀧口先生との言い合いが一段落していた。 のち、瀧口先生が...
なつきさんとお話を続けていると、その途中でチャイムが鳴り響いた。 私はその音を聞いて、ふと時計を...