「武司。コイツちょっとかりてくぞ」そう言うと、俺の腕を掴んで引っ張っていった。 グラウンドから少...
「今日はすいませんでした!先輩達の3年間を・・・僕が・・」 「あぁ、もういいよ。気にするな」 ...
大きな弧を描いてスタンドに入ったボールは、刻士舘には歓喜を、昂南には絶望を与えていった。 光...
バッターが地面をならして足場を作り、バットの先を光に向けてから構える。 "ストレート"サイン...
先発の真野先輩は初回から全力投球をして、刻士舘打線を押さえている。 初回から全力投球などをし...
シュッ・・・パシッ。 シュッ・・・パシッ。 「ナイスボール!よし、初日にしては上々だろ」 野...
試合の翌日から、一人で別メニューをこなしている光の姿があった。 別メニューと言っても肩が強い光は...
「神山がピッチャー!?」 ベンチにいる誰もが驚きの声を上げた。 「なぜ神山をピッチャーに?...
先発は3年の藤沢先輩。守備はキャッチャーを武司が守っているが、そこ以外は全て3年が守っている。 ...
練習試合の朝。 少し早い時間に家をでた光は玄関横に置いてある自転車にまたがり、大きな欠伸をし...