日の暮れた、 渦巻き銀河の円盤で アルデバランを はずませて たったひとりで...
太陽系を肩かけて 軌道の弦に弓つがえ 新世界でも奏でよう ドボルザークよ ...
夕焼け過ぎた 暮れ空に はがれかけた 月がある 空は残照 失って ...
月の光が しずくとなって グラスに なみなみ 注がれて ささやかな バレリーナ...
月長石の鏡の燃える 壁からはずして 盆にして 気になる人の 首のせ...
姿の見えない おどり子さん こけむした、 森の朝日の中にいる 夜の湿気を太陽が...
地を這う生き物は 天に羽ばたく生き物の影が 頭上を かすめて行ったので、 自分の上を あの食...
海の底から隆起して 高く そびえた海底は 摩擦の熱を失って 羊水から出て 空気...
猫八に 凄まれ問い詰められた子猫は 半泣きになりながら 竹内さんに保護されるまでの いきさつを語...
よーう、こっちだ。猫八ー。 にゃに呼んでるんにゃっ 気心の知れたふうに呼びかけら...