約束の場所で眺むる天の川 生死流転回転寿司の鰯かな 孝にして己を磨く相撲...
変態になりかねます」 何が変態だ それはお前だろうがこらぁ と心の叫びが聞こえてき...
「今、亀吉殿は神経衰ジャックになって、オランダに行ってしまいそうです すぐにでも地核の病院に連...
啄木鳥の講釈聴くや今時分 朝霧や草の匂ひと牛の声 秋の蚊や叩きて床の赤く...
だから、僕も亀吉の言葉の一つ一つに頷きながら、なおも受け流していた というよりも話の内容がさっ...
秋の夜の祖父の話とアイスティー 色鳥の一羽も二羽も物悲し 枝豆のけふも籠に揺...
祖母の里朧気ながら蕎麦の花 すってんもころりんもある蟋蟀や 泣いてゐる子...
「はぁ、全くトリダード・トバゴだぜ」 その瞬間、今の言葉が何かの魔法の呪文になったかのごとく、...
法師蝉煩からむがかまひませむ 何々をこれはこうせと法師蝉 ハングルよ絡み...
法師蝉筆はどこぞと子規の声 バイク屋の前で吟ずる法師蝉 衰へを知らぬが前...