空は、ランドセルを抱いたまま眠ってしまった。 海人の母親、富子が思い出した様に言った。 ...
菜緒が亡くなって、2ヶ月程経った11月9日、空は6才の誕生日を迎えた。 その日は、菜緒の両親...
「おばあちゃん、ランドセルどうも有り難う!」 「いいえ、どう致しまして。空ちゃん、似合ってい...
第18話 俊章は、千恵子にアドバイスしながら、自分も株取引をやっていて、今回100万円の損失...
第17話 その日の夜、翔子はいつもと同じく、食事の用意をして、俊章の帰りを待った。しかし、そ...
第16話 純子はイライラしてきた。「賢介とあの人ではなく、あんたの旦那とあの人が、同じ大学の...
第15話 その日俊章は、いつもと同じ、7時頃に帰って来た。普段と変わらない夫の振る舞いに、騙...
第14話 二人は、喫茶店へ向かって歩いたが、いつもと違い、言葉少なだった。純子は翔子に気を使...
第13話 賢介達が、キャッチボールを止めて近づいて来た。「お母さん、幸介君のお父さんが、来月...
第12話 翔子は目を覚ました。亜弥は、台所で目玉焼きを作り、隼人はトーストにバターを塗ってい...