しだいに、結衣子は、祖父の施設訪問について行く時間をなくしていった。 たまらなく寂しいのでは...
千鶴子には、己れの所業が理解出来ていなかったのであろう。 結衣子の父親に助けられた一族にとっ...
祖父の思いを受けてか、結衣子は小さな騎士のいる場に出向くことを大変楽しみにするようになった。 ...
たいへん小柄だった結衣子が、小さな騎士に尊敬の念を持ち、関心を持つことは【小さな小さな恋】だった...
まだ三才以前の子どもが、規律の中で自分を律して成長していく姿は美しい。 ましてや、親や親族の...
結衣子は、子ども心に、彼らがなんらかの理由で親元にいない子ども達だということを感じていた。 ...
その子は、いつも、泣いていた。 そのためか、結衣子は、あの子は、絶対どんぐりまなこにならない...
結衣子の祖父は、戦時中に、代々見守ってきた神社を、国に委ねるという形で、神官の場に戻ろうとはしな...
さて、大病の上に、家庭内に問題を抱え、友人に恵まれたとはいえ、もたれ掛かる伴侶を持つでもない結衣...
霞は、立ち上げを決めるや否や、手作りのチラシを作ると、これ見よがしに、結衣子の家のポストに放り込...