所々に紅がある。 あれは…瞳? 瞳が紅いという事はレック…? あれは…翼? 2組ある…幸と...
目が、ぼんやりする。 …殺された? 記憶がない。それは夜宵と同じく脳が無いってことか?...
老婆が塗る軟膏は、鼻がツンとするようなきついにおいがした。美香は傷口が痛むのを我慢して、ずっと唇を...
無事合流した四人はカロウドの邪魔が入らない内にと祭壇の水溜まりに剣と宝玉を浸した。 ...
チリン…。 鈴が鳴る。 「お客さん…?未来から来た人だ。」 誰? そこに明が入る。 「あ...
命の灯火を絶やさぬように生きた者。 最後に消える時まで己を突き通した者。 灯火を己の手で消した者...
ぼんやりとする意識の中、かすかに声が聞こえた。そして昔のことを思い出していた。 ??「あたし...
遠い・遠い昔の話し…… とある街に一人の傭兵が仕事を求めてやって来た。 街の依頼場の仕...
少年リクトは暗闇で目が覚めた。 リクトは栗色のツンツンヘアで小柄なコ。 何も見えない。どこ...
「まだまだ足りない…」 私の憎しみは、私の苦しみは、こんなものでは消えない。 プラ...