怒り混じり、身構え、空を見上げるその姿は近寄れぬ気迫と何か凛とした高貴が漂い、男はリシュアが少女だ...
リシュアの真っ直ぐな瞳は真実を見通していた。 男は少しばつが悪そうにリシュアから顔を逸らした。 ...
まず十夜が目の前の狼に切りかかる。大剣は紅く光り、狼は光となって消える。そのすきにシエンがまわりの...
prologue:世界の在り方 『世界』というのは、一枚の織物のようなものである。其処に暮...
「麗瓏の町メイリーってどこさー!!歩いても歩いても見当たらないよー!」 「おい、シエンッ!!メイ...
一度目の移動は成功した。けどすぐにもとのブランコへもどらなければ―…ツキは戻り方を思い出そうとした...
一通り部屋を片づけ終わり、三人は椅子に座り休憩していた。 「綺麗になったねー」 「そう...
瑠理の両足は、膝の所まで凍っていて動けなかった。だが、瑠理の足だけではない。海の中も、海全てが凍...
第22ログ―障害―\r 長い間捕まらない様に急いで横を通ろうとしたら、肩をがっしり捕まれてしま...
激しい雨が降り注ぐ、高層ビル群の裏路地 ビルに手を掛け、雨に打たれながらも精一杯ゆっくりと歩いて...