あれから一ヶ月。魔物達は現れず、信夜達は平穏な日々を送っていた。覇邪の行方もわからず、行動ができな...
「くそっ…奇蟲が来たか」「奇蟲!?」近づいてくる羽音に注意しつつ、海星に尋ねた。 「人の生を吸う...
二人は村を抜け出し、森を走っていた。まだ火の手が上がっていない森のなかを走る。青年は何度も振り返っ...
涙目になりながら振り返った青年の前には、赤ずくめの兵士がいた。甲冑姿で仮面をかぶっているが、仮面の...
ゴウゴウと上がる炎の舌が空を焦がす。力なく立ち上がった青年に男が気付いた。「まだ月の民の生き残りが...
そこには村があった。子供の元気な声が響き、森に囲まれた静かな村。 今一人の青年が薪を割り終えて帰...
青春とかくだらない。 愛とか… 友情とか… 馬鹿くさい。 いい事なんて1つもない。 ...
「アンタ、そんな強そうなこと言っていいの?まだ、子供じゃない」 瑠理は、フッと鼻で笑っていっ...
気付いたら私は自室のベットの上だった。窓から見える風景は暗闇で微かに西の空がオレンジ色に染まっ...
今は昔 魔法なんかが使われていた時代の、話 音楽の都と呼ばれる街は、綺麗で鮮やかな夕暮れ時...