タクトが「ありがとうございます」と階段を上ろうとした時 「勝手ことをされては困りますね。国王」 ...
タクトが次にたどり着いたのは王の謁見室だった。 部屋の最奥に置かれた豪華な椅子に腰掛ける人物がい...
ジーナは少し黙した後、暗い表情でラドラスを見た。 「……まず、お前についてだ。お前はなぜこれほど...
ドレーはその不意討ちに対応しきれず、タクトの斬撃を胸で受けた。 「馬鹿が!お前の剣は俺を貫けない...
ガリードと呼ばれた兵士はコッペルが去って行った森の奥を一瞥して剣を一振りすると、黄色いマントを翻し...
「うわあっ!」 兵士たちは閃光から生じた爆発に巻き込まれて、次々と吹き飛ばされていった。 その...
全力疾走後のサラブレッドのように肩で息をしていたお馬さんは大人しく座りなおすと、恥じ入ったように...
続いての相談者はお馬さんです。 お馬さんは野ねずみ父さんが勤める会社で馬車の運転手をしていま...
「さて、こんな辛気臭い部屋で話すのもなんだし、外に出ようぜ。」 二人は唖然としてラドラスを見上げ...
入り口から入ってきたのは、みたこともない制服を着た兵士達だった。 「まずい!ルパスの兵士共だ!」...