こちらを向いたそれは、 ″ビチョッ ビチョッ″と嫌な音をたてていた。 それが動く度、自分の...
「ハァ…ハァ…な…何なのあの鬼…」 「それより…あのこっくりさん…力半端ないよ…あのとき避けてな...
少しして痛みが薄れていったのか、それとも変になったのか、美里は放心状態の様に立ちすくんでいた。 ...
ベキッ!! 鈍い音が立ち、こっくりさんの拳が放送室のドアにめり込んだ。 「な…何なの!?」 ...
「ゲーム…スタート?」放送で聞こえた言葉をつぶやいて桜が顔をしかめた。 「この声…高橋か?どうな...
一方、放送室前では… 「おい!美映!ここにいるのは分かってるんだぞ!ここ開けろよ!」 愛子は放...
「え…と…私たちはどうする?」 桜が直史に言った。 「ここが違う世界ってのは本当かもしれない…...
殺人とは、一種の病気である。 いわゆる依存症なのだ 「最近たてつづけに起こってますね。...
この話は実際に自分の友人Y君に起きた事である。 ある夏の日、T県のある団地での話、ちょう...
「ちっ…何で開かねーんだよ!」 愛子たちは生徒玄関まで来たはいいが、ドアがびくともせず、出られず...