｢ね､お祝いに写真とろｰよ!｣ 吉岡がﾃﾞｼﾞｶﾒを鞄から取り出した｡ ｢さっ､はやく...
｢あｰっ!｣ 私はあいつを指差して大声を上げた｡ ｢おはよ､ﾕｷ...
最近 彼女が忙し過ぎて 逢えない日が続いてる… あ､もちろん毎日顔は合わせているけど… ...
夕方… いよいよ飲み会が始まった｡ ｢はいはｰぃ!!自己紹介しまｰす!! 堤裕二､21歳...
仲直りﾊﾟｰﾃｨｰでたくさん話したので､2人とも何を話したら良いのか分からない｡ 長い沈黙が続く｡...
｢乾杯〜?｣ ｸﾞﾗｽが勢い良く当たる｡｢まだ高校生だから酒飲めないけどな｡｣ そんなﾕｳﾀが飲...
…ｶｽﾞﾋﾛ｡ ごめんね｡なかなか言えなかった｡ 何であの時､距離を置こうだなんて…｡ 私って...
｢もう一度､話がしたい｡｣ 『ｶｽﾞﾋﾛ｡』 ｢ん?｣ 『…ごめんなさい｡』 その言葉は､ず...
｢な､なんで｣ ｢へ?退院祝い｣ 自分で言うか､と思ったけどそういうとこも吉岡らし...
―それからは､色んな人がお見舞いにきた｡ 改めて吉岡の人気を知らされた｡すごいな､吉岡っ...
