毎日がつまらない高校生活にも一つだけ良いところがあった。 図書館だ。 中学の頃は校舎内...
「瀬奈っ!!」 瀬奈がだんだんと薄らいでいく。 「ごめん…もう時間…はやて、わたしの分...
「わたし…はやてをしばりつけるために生まれてきたんじゃない。」 瀬奈の言葉が俺の胸にささった...
瀬奈を強く抱きしめたはずの俺の腕にはなんの感触もなく、むなしく空をきった。 「………」 ...
頑張って勉強して受かった高校。 受験生の頃はすべての夢がそこに詰まってると思ってた。 彼氏なん...
「なに?」 俺は自分の目を疑った。 そこにはさっきまでいたりなの姿はなかった。 「瀬...
「おまえも行くか、ケーキ屋。どうせ暇なんだろ?」 「うん!!」 そうして俺とりなは公園...
「っ…せ…な…ほんとに死んだのかよ…イヤ…だよ…俺…どうすれば………」 瀬奈のきれいな顔にポ...
都合のいいことばかり考えていた。 まさか… 今日この日に瀬奈が死んでしまうなんて1ミリも考えて...
それから瀬奈は1週間眠り続けた。 「瀬奈ー明日はおまえの誕生日だな…絶対明日は目覚ませよ!!...