自分の部屋で、声を押し殺して泣いた。 『さおりん、彼氏と幸せにね』 こうちゃんが最後に...
やっとの思いで「私」を宥めすかし、私は無事に電車を降りることが出来た。 朝っぱらから人ごみの...
電車がやって来ると私達はそれに乗り込んだ。 田舎なので都会に比べて車内の空間には多少余裕があ...
「ねぇねぇみき〜みき〜、次の教室移動どこだっけぇ〜?」 声優さんになれそうな独特な可愛い...
『さおりん、彼氏は嫌がらないの?俺とメールしてて』 正直に聞いた。 答えは、イエスでも、ノ...
(何て返せば良い…?) 光太郎は、テーブルに飲みかけの牛乳を置くと、携帯を片手に悩んでいた。...
「じゃ、又連絡して?」 一樹の車で家の近くまで送られる。 「うん、ありがと」 車から出ると運...
「あ、コーヒーだ」 目の前のドリンクホルダーを指して、さおりが言う。 「や〜、柄にもなく早起き...
次の日。 ぁあ・・・学校行きたくないなぁ・・・。また告白しちゃった。。。しつこいって思わ...
『人と会って来るね』 朝、光太郎からおはようメールが来た後に返したのがこれだ。 何も知らな...