「ゴメン…」 伊原が大きく首を横に振る。 「謝らないで下さい。あ、私こっち方面なんで…失礼しま...
桜が散った跡の残る街路樹を、伊原と肩を並べて歩く。 部活の事、進路の事、家庭の事。伊原が話してい...
「お疲れ様〜」 ここは女子バスケ部の部室。 汗だくになった部員たちが、疲れた〜などとぼやきなが...
『ずっと好きでした!』 スラッとした長身に甘いマスク。 ずっと憧れて止まなかった先輩に...
なんでだろう… 本人に言ったわけでもないのに、なんかすっきりしたこの気持ち!! 秀和に言っ...
【私は誰を好きになったんだろう】 【私は誰から愛されていたのだろう】 夢から覚めると、最近...
ふと、また真っ白の部屋に僕はいた。 『美樹!!!』 『こんばんは、たっくん。また会...
今も引き出しの一番奥に眠ってる‥君への手紙 どうしても出せなかった。 君の気持ちよりも自分...
翌日になって、その人が気になりはじめた。 早くこないかな? まだかな?って。 ガラガラとドア...
一人また一人とホストが出勤してくる。 俺たちがアリスに紹介されたグループのホスト達は、まだ誰も来...