あの時から 私達の色はずっと 混ざり合うことのない色と知っていた。 そう、それは 永遠に混...
「麗香!!久し振りだね。元気だった?!」 麗香と逢うのが、私よりご無沙汰な茉莉子が言った。 ...
―四歳、春 〜運命〜 「ゆきのぶにいちゃん、一緒にあそぼ!」 あの頃から私は幸信と遊ぼうと...
上りのエレベーターの中で貴方が連れて行ってくれると言ったお店の話をしていた 貴方が以前誰と行...
地下は冷える 喉に流れ込むジュースも空気も冷たかった ただ貴方が隣で煙草を吸っていて 何気な...
貴方がチャンスをくれた 私の雑用を手伝ってくれた 面倒くさがり屋の貴方がそんな事をしてくれ...
あれわ6月… そして真夜中 ただただ暗くて短い時間帯 あれから何回逢ったの? 逢ったっていえ...
「今日も退屈だ・・・」 ぼくはまどからランドセルを背負って楽しそうにしている子供達の帰る姿を...
胸の痛み 「…ごめん」 「えっ…あ、うん」 不思議そうに晴夏は、あたしの顔を覗い...
職場だけでの付き合い、少し趣味が合う。その程度で勘違いされてはあなたにとっても迷惑で、そして僕自身...