中央にある砂場を挟んで反対側のベンチには浮浪者らしき老婆が何が入ってるのか分からないけどパン...
秋も深まるある晴れた午後、都心からは少し離れた街を放浪していた。 昭和の匂いが残る乾物屋とパン屋...
カーテン越しの朝日が眩しくて今日もお目覚め! 昨日、ポストに友達からの結婚式の招待状!またかぁ?...
幾分か睨みを緩め、七輝に向かって文句を言い始める。 「用が無いんだったらわざわざ大声出す...
カリカリ… ガッ… (うっし、ラスト5分…なんとかいける!!) …………… …………………...
「はは…あはははは…。」 和真は笑い続ける。 昨日から、ずっと笑い続けていた。 「ふふ、ふは...
和真のご機嫌モードは自宅に帰ってからも途切れることはなかった。 (白木と話しちまった。白木と話し...
おやつにしてはちょっと多い、大量の菓子パンを二人で片付けて一息つく。 和真は慣れない甘い物の詰め...
憧れの白木と和真が話をした日の放課後、和真は購買の菓子パンとジュースを買えるだけ買った。 昼休み...
「はぁ・・・」 本日14回目の溜め息をついた。龍飛が数えるだけでも9回目である。とうとう本か...