「そのお礼として私はささやかながらに貴方にお茶を振る舞う」 「うん」 「それは何かおかしいことで...
ある日、小学四年生のなおみはお母さんと押し入れの整理をしていました。すると、きれいな花のコサージュが...
「荷物持ちありがとうございました。とりあえずそれはこちらに」 「んあ?はいはい。」 間抜け...
「ありがとう」も 「ごめんね」も 擦りきれてしまったような気がして 口をつぐん...
眠れない。当たり前だ。昼間寝ていたから。 眠れない時は羊を数えるべし。 羊が一匹。 羊...
俺が想像していた以上に中は教会らしかった。 礼拝堂……でいいのだろうかこの部屋は。公園で見かけ...
教会だった。 何が、と言われれば彼女の家……らしい。 歩き始めて1時間。行き着く所は神の...
「見ず知らずの赤の他人の荷物持ちとは、奇特な方ですねあなたは。」 二人並んで歩き始めて10分ほど経...
麻美は なんかと 馴れ馴れしく 近づいてきたが 僕は平静さを装い 受け流して 二年間...
高校に進学する時に教子に夢中になり 成績も急落し なぜか 急に大学進学しかない高校生活を選...