『それは結構でしょう議長―私共も何も一時は二三00万を数えた天文学的規模の荒らぶる民衆を抑えるのに...
飽くまでもそれが反対者達に限られている内ならば、まだ救い甲斐はある。 だが、普段から敵は内部にも...
『パレオス星邦憲法・第二八条第二項・並びに同憲法第三三条の規定に基づき、星民会議々長兼元首代行職・...
黒く輝く機人の胸板には、ゆっくりと歩み寄る博士の光悦に満ちた顔が写し出されていた。 「おお…71...
「ばかやろぅ!」 研究所内に天賀博士の声が響きわたった。一瞬の静寂の後、研究員達はすぐに仕事を再...
重武装の正規軍に一般民衆がまともに闘って、敵う分けが無い。 増してや、反対運動勢力は、闘う前から...
日付替わって第二期三日[修正太陽暦一月八日]―\r 反対運動は収まる所か、更に拡大・過激化の様相を...
「戦太郎艦長、他には無いのか?」 輝が言った。艦長は言う事を思い出した 「あ、君達に調査して欲...
暗い、暗い……空が……ちらちらと、光が差し込む。太陽が……のぼる。ああ……夜が明けていく。 俺は...
警官隊に向けて、誰からとも無く声が上がった。 『政府や治安当局は俺達星民を見捨て、外国や貴族共に...