佐藤は勝ちを確信していた。 残り時間はわずか十数秒。 残り1分あたりでかけられた背負い投げ...
時間がない。 最後の賭けだ。 修二は再び小内刈りを狙った。 足を出したときにはもうよける...
佐藤の動きが止まる。 今だ!! 修二はその瞬間すかさず背負い投げをかけにいった。ヨシッ...
正台との試合はもつれ込んだ。 先鋒の新藤が優勢勝ち、河野が一本負け、悠が引き分け、そして賢之...
バァン!! 「一本!!それまでぇ!!」 審判の声。 背負い投げ一本。 よしっ!! ...
隼人と仁藤はいつもの練習メニューをこなし、ブルペンへ。 隼人は立ち投げで肩慣らしした後、この...
一回戦、シードのため試合のない翔星学院の選手はそれぞれに色々なことをしていた。 試合に備え、...
開会式も終わり、続々と一回戦が始まっていく。 「もうすぐだな。一回戦。」悠が言った。 「お...
--翌日-- 隼人は昨日、野球の練習をサボった事への後ろめたさを感じながら、こっそり部室の扉...
「いやー、正太がそこまで思ってるとは思わなかった。」 正太の熱意が伝わったのか、隼人がようや...