俺は自分がとても気に入っている。と言ってもホントの自分じゃなく俺が演じている自分を気にいってるんだ。みんな俺のことを明るくて裏表のないやつだと思ってる。
俺の名前は佐藤宏＜ｻﾄｳﾋﾛｼ＞。私立高校に通う三年生でみんなにはﾋﾛｼって呼ばれてる。ﾊﾞｽｹ部で頭悪いけど学年でもモテる男トップ10に入るイケイケの男子だ/// でもいままで誰とも付き合ったことがない。本性バレるのやだし俺以外の人間なんてどうだっていいって思ってる(´▽`)
人生ってのはいいやつのフリして周りの評判とってれば楽で幸せに暮らしていけるってことを俺は解ってる。騙したやつの勝ち、これがこの世界のﾙｰﾙ。迷いなんかないね！俺は非常に正しい人生を歩んでるよ。
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今は三年の一学期。俺はﾊﾞｽｹ部の練習が終って教室に戻ってきた。みんな帰っていて電気の消えているはずの教室が明るかった。
宏｢(誰かいる…。)｣
教室にいたのは同じｸﾗｽの相沢由紀＜ｱｲｻﾞﾜﾕｷ＞って女の子だった。
―第1話・おわり―
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