「ああ、そうなんだ。…元気だしなよ。じゃあまた明日」
俺はそう言って教室を出ようとした。
相沢「…。佐藤くんて羨ましいね」
宏「えっ!?なんで?[笑](会話終ったと思ったのに…なんなんだよ)」
相沢「私ってホントはイヤなのにイヤだって言えなくていっつも笑って誤魔化しちゃうんだぁ。自分の気持ち抑えてばっかで…嫌んなっちゃうなぁって…[苦笑]。」
相沢は泣いてるみたいだった。
俺は相沢が言ったことにすごいショックを受けた。
明るくて人気者だと思ってた相沢がそんなこと考えてたなんて…。
宏「(こいつも周りの目がめちゃくちゃ怖いんだ…。)」宏「…そぉゆぅのって誰にでもあると思うよ。俺もホントはすごい嫌なやつだなって思うし」
相沢「えっ?佐藤くんも!?」宏「(……っ!)」
ずっと必死に隠していたこと、こんなに簡単に話してしまった…。
その後の相沢との話しはほとんどうわの空で、なにを喋ったか覚えてない。
相沢と別れてからもなんで言っちゃったんだってずっと考えてた。自分に似てると思ったから?違う…おれは相沢のこと…!
―第2話・おわり―