ゴミ人間

サラマンダー  2006-12-01投稿
閲覧数[686] 良い投票[0] 悪い投票[0]


一ヶ月の最後の日に、“ゴミ人間廃棄日”というものがある。ゴミ人間廃棄日とは、毎月政府がいらない人間・・・すなわちゴミ人間をリストにして月の最後の日に発表するというものだった。対象になった人は“ゴミ人間廃棄場”と言われるところに連れて行かれるらしい。そこに行けるのはゴミ人間だけなのでどんなところで連れて行かれるのか、その後どうなるのか誰も知らない。そして連れて行かれた人はそのまま社会では死亡したと同じ扱いになる。その家族や親戚は、現実を受け入れ、裁判沙汰などは今まで一切起こっていない。それがこの世界では常識だからだ。“ゴミ人間と、政府に決められたならしかたがない・・・”それが基本だった。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 サラマンダー 」さんの小説

もっと見る

ノンジャンルの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ