あれはまだ中学生の時。私は恋をしたかった。でも、本気の恋なんてわからなかった。そんなある日友達と遊んでいた私は向こうで一人の男子がこっちを見ている。最初は「何だろう?」と不思議に彼を見た。目が合うと慌てて向こうは目をそらす。そして私は彼の事を友達から聞き気になり始めた頃向こうから話しかけられた。そして互いに連絡を取る用になり二人とも付き合いだした。今でも思い出す。あの日々を。
私が1番愛した人を。二人が付き合い出してから二年が立とうとしたある日…彼から別れを告げられた。私は何もかもわからなくなり信じられなかった。彼は私の親友と付き合い出したのだ。私は悔しくて悔しくて今にも破裂しそうな心をどうする事もできず泣き崩れた。あんなにも愛してくれた人が。あんなにも愛した人が…。
だけど、現実を受けとめるしかない。
周りから見れば彼や私の親友は最低だと思うだろう。実際私もその気持ちがあったのは確かだから。
でも、愛した人だから。本気で好きになった人だから。
今私は恋をしていない。彼の事を引きずっている訳ではないが、彼以上愛する人ができるかどうか。まだ遠いだろう。
あの時の事…
忘れる事はできない。忘れられないだろう。だって私が、本当で愛した人なのだから…。