授業中の僕はもっぱら優等生キャラ。
生真面目にノートを取り、いかにも聞いているふりをしている。
ふと窓の外を見てみる。…………えっ?
なんじゃあれ?
…………
窓の外をものスゴく巨大な豚が、ブタが…ぶた?
そんな訳ないだろ…落ち着け、落ち着け、僕。
気を取り直してもう一度……わっ!
びっくりして急に席を立ち上がったので、注目を集めてしまった。
先生が驚いた様子で言う「どうしました?東城院君」
「せ、先生…アレなんですか!どうして学校に豚が!…」
先生は気でも狂ったか?と言う顔をしている。
まさか見えてないのか?こいつらには、このドデカい豚が……!
その日、僕はしばしファンタジー田五作と陰で言われた。
あの空飛ぶ豚はなんなんだ?何かいやな予感がする…
疲れているのか…