碧い星?

流星  2006-12-01投稿
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火星軍本部からの命令により500隻の降下艦が地球に降下を開始した。俺は宇宙軍所属のため地球の静止軌道上までの同行となった。

「遂に地球降下作戦が開始されましたねぇ」

艦橋にある窓から紅く燃える艦を眺めながら呟く大尉を見ながら俺は地球を見ていた…



我々に任務が下った。内容は降下部隊への補給任務。つまり地球に降下しろということだった。

「今から我々は地球に降りる」

「本艦は大気圏内は航行出来ないですよ」

「分かっている。だから艦を乗り換えるんだ」

「まさか降下作戦に使用したイカズチ級ですか…?」

「いや、我々には本国で開発された最新鋭巡洋艦が配備される」

「じゃあ…今あちこちで噂されているエンペラーって奴ですか!?」

「それは噂だ、我々が乗るのはサラマンダー級ってやつだ」

「サラマンダー級…?ですか?」

「そうだ。現在行われている兵器統合整備計画の一環で開発されたわけだ」

「どれ程の性能なんですか?」

「まぁデルタ級が一回り大きくなって宇宙も大気圏も航行できるって感じだな」

「いつ我々は受領するんですか?」

「今から2時間後だ」

「マジですか!?」

「あぁ、そうだ」




2時間後、我々は最新鋭艦に乗り換えを行っていた。サラマンダー級は真っ赤なペイントが施され火星政府の赤地に白い盾と青い竜の国旗がはためいていた。

「いい艦ですね、艦長」
「あぁ、火力も装甲も機動力も申し分なしだな」


我々は仲間の艦隊と夕陽を背に地球に降下した。夕陽を背にするのは赤外線による探知を防ぐためである。
俺たちの新たな戦いが始まった…



続く



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