花子さん。(?)

蜜柑仔  2006-12-02投稿
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夜の学校はものすごく暗くて、静かだった。

『静か…』
裕香の声が廊下中に響き渡る。

と、廊下の向こうから足音が聞こえる―\r

キュッキュッキュッ…
気のせいだろうか。

裕香をチラッと見てみた。裕香もビックリしてて、顔が青白くなっていた。

『まッ…まさかー』

裕香はその場で気を失い、倒れた。
バタッ
『裕香!』
いくら裕香の声を呼んでも裕香は気を失った為か、起きなかった。

その暗い廊下の向こうでなおも足音は歩き続けている。
だんだんこちらに近づいて来ているのだ。
私は決断した。
裕香が襲われないように私が守ってみせる!
そう心に誓って私はそこら辺にあった消火器を手に取り、幽霊の方へと走って向かって行った。

『んだぁぁあ!』

ドンッ

『痛』
『へ…痛い??』

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