空飛ぶ金閣寺?

ごはんライス  2006-12-02投稿
閲覧数[368] 良い投票[0] 悪い投票[0]

玄関に飾っておいたら、いつの間にか、ケースごと消えていた。
つまり、たけし君の父さんが「ジャマくさいなコレ。誰や、こんなゴミ、置いたん。お客さんに見られたらめちゃ恥ずかしいわ」と思い捨ててしまったというわけ。
このことは、あまり知られていない。なにしろ、三島はすでに他界している。
たけし君は、シューズも履かずに裸足のまま、外に飛び出した。
ゴミ捨て場には、粉々になった、プラスチックのケースだけが散乱していた。
その頃、東京では人々が、空を指差し口々にわめいていた。「何だ、あれ」「タケちゃんマンか?」「いや。



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 ごはんライス 」さんの小説

もっと見る

ノンジャンルの新着小説

もっと見る

[PR]
良い成分のみ使用
死海100%の入浴剤


▲ページトップ