7時55分のmail

のん  2006-12-02投稿
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7時54分57秒
『…3、2、1!!』
ピッピピピピ
『来た来た来た???』
私は、毎日7時55分にくる彼からのmailを楽しみにしている★愛利★中2です。勿論今日も7時55分のmailを楽しみにしていました★☆★mailの内容はちっぽけな文章だけどとても嬉しいんです!今日のmailの内容は…?
『今からmailできるか?o(`▽´)o俺、今部活終わった所なんよなぁ(;`皿´)めっさ疲れたわ〜』

『そうなんやぁ(´Д`●)お疲れ〜(★´Å`ρ))今日はmailやめとく?疲れ残ったら明日の朝練にひびくやろ』

『心配してくれとんやなぁ、俺感動!!!!!』

『ふざけんといてよ〜折角レギュラーとったんやけん、疲れ残したらあかんやろ!?今日は、はよぉ眠えやぁ(*^∀^)ノシ★☆★』

『お前の顔見たら元気出るんやけどなぁ…今から外出れん?』

え?外って…もしかして、私は急いで玄関を出た。門のところには彼がいた。

『なにそんな驚いとんねん?そんな驚く事か?』

『驚くもなにも……』

『どしたん?』

『うっ嬉しいに決まっとるやん…家にくるなんて珍しいしってか初めてやし!』
あ〜恥ずかしい(ノ□×)

『う〜ん…愛利の顔見たら元気出るかと思ったんやけど、あんま効果なし((笑』
『なんやと!?ウチやってアンタの顔見て元気なんかで…』
彼は私にキスをした。

『いっいきなりなんなんよ!?ウチが話しとる途中で、き…き…キスしてくるんよ!』

『ははっやっぱこっちの方が元気出るわぁ((笑』
私は顔が真っ赤になった。
『顔赤いで?いけるんか?』
彼はニヤニヤしながら言った。
『赤くなんかなっとらんわ!!ほれよりホンマにキスひとつで元気になったん?』
『あぁもぉバッチリ充電完了★☆★』

『ほな、明日も頑張れるように、もぅいっちょっっ』
私と彼は身長差が結構ある。私は背伸びをして彼のホッペにキスをした。彼は赤くなった。

『あっれぇ?顔赤いでぇ?どしたん???』
私は意地悪く言った。

『るせー』
彼はマフラーで顔を隠しながら、言った。
『ぷっ可愛い〜』

『おい男に可愛いは禁句やろ』

そう言って彼は帰った。


次の日───
『…3、2、1!!』
………………………あれ?mailこない。9時になっても10時になってもこない。mailを送ってみた。返事がこない。
どうしたんだろう…
その時妙な胸騒ぎがした。

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