1Bとかかれた教室。ちょうど掃除の時間。「私ぃ?机なんかぁ、重くて持てない?これって男子の仕事だよぉ。ねぇ、旭川君掃除やってよ」女子の声がする。「またかよっ!おめえら、入学してから掃除やってんのかよッ」ちょっと低めの声少年が答える。「何?あんたッ!口ごたえすんの?」と女子の声がすると突き飛ばされたのか、壁の振動で1Bのプレートが傾く。「岩見沢君なんて黙々とやってんじゃん!」背中にハタキ、右手に雑巾を持ったサラッとした髪で、痩せ型の少年がいた。彼の名前は、岩見沢あさる。今年入学した男子その一である