彼は目の前にいた、、 
声も聞こえている、。 
私の視力だけ奪われていた、、、。 
ただ、トラックが前を通りすぎただけ、、ただ、道に転がっていた瓶をはじいただけ、。 
ただ、それだけのことで私は一生景色を観れることがなくなった、。 
予想どうり、見えてはいないが医者も首を降る、。 
彼が心配したが、たいしたことはない病い違いだが私もリスクを負っただけのこと。 
熱い日差しの中、初めて彼とキスをする、、 
何処でしているのか判らないぶん、ドキドキした、、 
明後日から二学期が始まる、。 
11歳の夏の出来事だった。