Jumpin' Five 27

曽根菜由美  2006-12-05投稿
閲覧数[330] 良い投票[0] 悪い投票[0]

「あの…もう一曲、私が探してみます。気に入ってもらえるかどうかわかりませんが、いい曲があるんです。」
「そうか。じゃあ、お願いしちゃっていいかな?」
「はい。」
先にお願いしたのは私なんだから、曲ぐらいどうにかしますって。そう、インパクトのある曲っていったら、この方法しかないじゃん。
 あ、それは来週までのヒミツです。
 それよりなにより、アンコン5人揃うかどうかが疑問だ。五重奏?四重奏?どっちの曲にすればいいの?
「岩田さん、畑中さんは…。」
不安そうに私が尋ねてみたが、岩田さんはあっさり答えてくれた。
「出るって言ってたから、5人でできるものにしてくれる?」
「はい。」
そうか、出るって言ってたか。もしかして、諦めているのは、私だけか?言いだしっぺの。
 畑中さんもやるって言ってたんだ。私も頑張らなくては。
「練習やらなきゃなんねーな…。」
岩田さんがぼそっとつぶやいた。そう、まだ1度しか合わせていない。
「日曜日の昼間、オレの家で練習しようか。セットもあるし。小物運べば、なんとかなるよ。」
「近所迷惑になりませんか?」
「オレの家に近所なんかねーもん。」
周りは田んぼだらけだ。(笑ってはいけない)
「ちょっと相談してみよう。帰りに下で話そう。」
「はい。」
そんな訳で、アンコンのことは、一件落着した。



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 曽根菜由美 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]
関東近辺のお葬式
至急対応も可能!!


▲ページトップ