深海

ロコ  2006-12-07投稿
閲覧数[393] 良い投票[0] 悪い投票[0]

あんなに強く
握り締めたこの手を
何故そんなに
簡単に離してしまうの?

闇の奥から伸びた手は
ぐんぐん私を引き上げて
眩しい光の方へ

けれどもそれは
幻だったみたい

再び闇に沈む体は
あなたの感触さえ奪われて
静かに漂う

無感覚は研ぎすまされる
確実に冷たさを増して
孤独にぴったり寄り添う

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 ロコ 」さんの小説

もっと見る

詩・短歌・俳句の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ