「スキ。」3

ナツキ  2006-12-07投稿
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研二「ナッちゃんさぁ考えてみなよぅ。友達なんのにわざわざ言いに行く?」

夏希「……」

真也「友達なれればぁあわよくばっつーの!?」

夏希「でもっ真也クンも洋治も研二クンも、ナツキの友達でしょ!?」

洋治「俺ら友達だけど犠牲者だし」

夏希「……」

研二「期待持たせちゃったねぇ」

真也「悲惨だな」

夏希「ん→っっ勝手にぃちゃんと友達するもんっ」

真也「やめとけって。」

夏希「するったらスル!フツーに挨拶したり、お話したりメールしたり…」

洋治「ナニ!?携帯までget?」

夏希「教えてって…友達なら交換するぢゃんっ!」

研二「地獄だね。かわいそ…」

夏希「なんでぇ」

ピピピピッ…ナツキの携帯が鳴り出した。

研二「早速!?」

真也「なんだって?見せろよぉ」

夏希「んもぅ。アレだよぅナツキは原田クンの携帯聞いてこなかったから…」

『原田英紀です。さっきはどうも。
俺の携帯
090‐****‐****
*****@・・・.**.jp
いつでも電話&メールしてね。
PS良かったら明日の放課後、マックでも行きませんか?
返事待ってます』

洋治「デートのお誘いですねぇ」

夏希「マックくらいっ友達なら行くよ!」

研二「二人で?」

夏希「…んぢゃあ、皆も一緒に行こっ☆」
研二「それこそ可哀そーだろっ」

洋治「いや…コレ以上期待する前に気付かせてやったほうがよくね?」

研二「いえてる!んぢゃ仕方ねぇなぁ付き合ってやるかぁ。」

タラリラーン…タッタッ

洋治「真也クンも行こっ」

夏希「皆でっ!ゆっちゃんも誘お☆原田クンにもメールしとくしっ」

真也「んあっ?まぁいっケド…どうせ暇だし…
つーかナツキ…」

夏希「ん?」

真也「鳴ってる」

夏希「ん?」

真也「鞄の中」

夏希「うそっもうそんな時間!?」

ナツキは勢いよく鞄に飛び付くと着メロがとまる。

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