どこかに 死体を埋めて遺棄したあと 掘り起こし 半年後 白骨した死体を自分の車に 載せて 自分達に見せかけて 心中したように。あきらかに 話に無理があるが 他に 考えようがなかった。自分達に 見せかけて？ 結婚をまじかに もうすぐ 幸せになる２人が！ だいいち あんな 場所に車は目立つ 実際すぐ発見された。 動機もない 本人達でも 第三者としても 疑問だらけの事件だ 死体は燃やされたわけじゃなく 自然白骨化だったのでＤＮＡ鑑定でいずれはっきりするだろうが 鬼木刑事にはわかっていた あれは本人達だと 刑事の勘というやつだ。 それだけに 考えれば 考えるほど まったく 答えが見つからなかった。現場百回とうが鬼木と本橋は もう一度 遺体発見現場に向かった。
山道から緩い下り坂をしばらく走って 海岸に抜ける手前が現場だ そこは夜でこそ あまり通りはないが 昼間はわりと車は走っていた。が その時 たまたま通りかかった軽トラックを止めて 昨日の説明をし 何か目撃してないか 聞いてみた。「あ〜 それなら 昨日のニュースでも みたけど 夜は あんまり出歩かないからね〜 ただ１０年前にここで なんか見たて聞いたことあるな〜」それは白い発光体の目撃情報で 鬼木の期待と違った
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