目の前に彼がいる、、。
いらっしゃい。
ここは僕のなかだよ、、。
君に少しでも僕をわかってほしくて、強引だけど来てもらったんだ。
感想はどう?
『暖かいよ、、でも私のまわりだけ、、他は氷みたいに冷たい、、これが君?』
、、、、夢から覚めたみたいだ、、側に誰かいる。
僕は今まで孤独だったんだ。信頼できる友もいなければ、人を好きになるなんて無縁だと思ってた。
いつの間にか自分に扉をつくって他人を拒んできた、、。
あなたが僕を変えてくれた、、貴方は僕を人としてみてくれた。
僕は君を幸せに出来たかな?
後悔させていないかな?
声が遠くなっていき、、そこには誰もいなくなった、、。
彼が行ってしまう、、涙が流れると同じに私は走り出す。
何度転んだであろう、関係ない!
息を切らせながら彼を探す、息を切らせながら彼の名を呼ぶ、、私、壁にぶつかる、、。
さっきとは違った涙が流れる。
どうやらそれは扉のようだ、、。
ゆっくり、、ゆっくりと扉を開ける。
日差しを感じる、冬を終えた草木のような感じ。
あぁ、これが始まりか、、。
私は歩き出す、、花の会話、、鳥たちの雑談、、目が見えない分敏感に感じる。
きっと彼は二度と私のとこには来ないであろう。
しかし沢山のものをいただいた。
行けない場所などないのだと教えてくれた。
ありがとう、幸せをくれて。貴方に私は何かで来たのか自信はないがいいのかな?
さようなら大好きなメス、、。
静かに私は息を引き取った、、、。