翌日。
教室より先に職員室に向かう美玲の姿があった。
「御崎先生に用があって来ました。失礼します。」
そういって美玲は中に入ると御崎先生を探した。
「美玲。こっちこっち。」
御崎先生が呼び掛ける。
「先生。話って何ですか?」
「ええと。今度の大会のキャプテンをお願いしたいんだけど…大丈夫かしら?」
「別に構いませんけど…いいんですか?私なんかで…」
「大丈夫よ。絶対に。」
「分かりました。」
こうして私は最後の大会のキャプテンを任されることになった。