弁護士を目指す大学生の綾香は恋愛もせず、勉強に没頭していた。 その時、カバンの中で携帯のメールの着信音が鳴った。綾香はカバンから携帯を取り出して、携帯のメールボックスを開いた。受信メールが一件ある。幼なじみの顕からのメールを読み進めていた綾香はある文面に目を止めた。 今から会おう 綾香は考えた。顕と会って、弁護士の勉強でたまった疲れを発散するべきか。と。しかし、綾香はもう一つの可能性も考えていた。 ひょっとして、顕は私のカラダを目当てにしているのではないか。である。綾香は迷いながら、顕にメールを入れた。 駅で待ってるね 綾香は駅へ歩いていた。駅へ到着して、顕の姿を探した。 まだ来てないか。 綾香は顕を待っていたが、顕は1時間待っても来なかった。 綾香は悔しくなり、駅から立ち去った。