好きだった。 2

 2006-12-10投稿
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あれからと言うもの…

静かな日々が続いている。

あの人と目が合う度、引き裂かれそうになる胸。

息苦しい。

そんなことをベッドの中で考えてた。

携帯が鳴った。

少しの期待を胸に携帯の画面をみた。


『先輩…』


本文

ごめんね。

重いよね。

辛いよね。

自分勝手だよね。

痛いよね。

ごめんね。

――――――――――――――――――

息苦しくなって。

頬には熱い涙が溢れて。

泣いている時に兄貴が部屋に入ってきて。

兄貴は何も言わないで部屋を出ていって。


『重いよ…辛いよ…自分勝手だよ…痛いよ…』


握り締めた携帯はまた同じメロディを奏でた。



本文




ごめん。

――――――――――――――――――

溢れでた。

全てが。


狭い部屋に悲鳴じみた、泣き声が響く。

胸が引き裂かれた。


嗚呼、




痛い。



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