今、近所のお兄ちゃんと一緒。
優しいお兄ちゃん、僕にはあまり友達がいないから、、いつもお兄ちゃんが遊んでくれる。
今日は何して遊ぼうかな?
お兄ちゃんはいつも無口、、でも優しい。
今日は神宮に連れていってくれるらしい。 かくれんぼかな? いつも僕がわがままをいっても、笑顔で答えてくれる。
やさ、、、しい、、。
暫しの息苦しさのあと、倒れている自分が見えた、、、?
何が起きたんだろう?
お兄ちゃんが僕を眺めてる、、。
前にヤエ歯が可愛いと誉めてくれたお兄ちゃん、、。
そのヤエ歯をむしり捕り、満足そうなお兄ちゃん、、。
痛みはない、、僕、、しんじゃったのかな、、?
死体になった僕をお兄ちゃんが抱える、、。
約束通り、神宮へいく。
近所にある神宮は夕方なのに薄暗く、辺りに人影もない、、。
誰にも邪魔されずいつも追い掛けっこなどするが、今僕は埋められている、、。
汗をかきながら、、穴を掘るお兄ちゃん、、、。
僕も手伝ってあげたいけど。体が動かない、、。
残念な気持ちになった。
穴へ入れられ、どんどん視野が狭くなっていく。
あぁ、、上から土を被されているんだと気付く。
一通りの作業を終えたお兄ちゃん。
足早に去っていった、、。
お母さんが心配しないか、少し気になった、、。
それから何日経ったか、、僕に新しい友達が増えた。
やっぱりお兄ちゃんは優しい。
その友達は警察屋さんの服を着ていた、、。
初めて本物の制服をみて僕は嬉しい気持ちになる。
ありがとうお兄ちゃん、これで僕淋しくないよ。
二人の警察屋さん、、一人は指が一本なくなっていた、、。
お兄ちゃんが記念に持っていったんだと思った、、。